新年のかわったこと

一つ、気付いた事がある。

すごく大切にしていたあの人が、

自分でも気付かないうちに

消えてしまったことである。

時が過ぎるのは早いもので、

ずっと忘れないように大切にしていた

あの出来事達が

ふとした瞬間に戻ってきていた

あの感情達が

いつの間にか本当に何処かへ消えてしまった。

彼の事は、忘れたくなかった。

人生をかけて、

とても大切にしていたから。

それでも、何処かへ消えてしまった。

彼に対して、

なんの美しい感情も沸かなくなった。

幸せになって欲しいとも思えないし、

心の何処かで、

不幸になって欲しいと

思うようにすらなった。

きっと、彼がもう私の日常に

全く関わりがなくて

彼の垣間見える生活や

彼の姿が

なにひとつ素敵とすら思えなくなって

がっかりしたんだろう。

変な人になってしまったなぁ。

私の心にまた、

彼の言葉が届く事は

あるんだろうか。

なんだか、とても残念でならない。