2010-01-01から1年間の記事一覧

“エーテル

腐ったあとで 浄化していく このライフ 息を潜めて 死んでいるような このスペース

子供のことなどつれづれ

彼がお腹に話しかけている。 「いいか、パパがお前が生まれてくる前に、 もしも死んだとしたら、お前がママを全力で守るんだぞ」 「ママとおんなじくらい愛しているよ。」 「必ず幸せにするから、無事に元気に産まれておいで。」 そんな彼をみて私は思わず涙…

ふぐを食らう

ぷくぷくのふぐ。 私の両親と旦那でふぐを食べに行く。 水槽でぽんやりとした顔で泳ぐふぐを 残酷にむさぼりつく。 から揚げ、ちり鍋、てっさ。 ふぐの肉は我が身について、 やがてお腹の子供へ届くだろう。 安心しろ、キミの死を無駄にはせん。

おうちに帰ろう

私は実家が大好き。 どこよりも大好き。 今住んでいる家より好き。 だって、あそこにはいつも 暖かい匂いがして優しい空気がある。 冷蔵庫はいつも満タン。 電機釜にはホカホカのご飯。 新鮮な野菜とフルーツ。 洗い立ての洗濯物。 家の洗剤の匂いがするタオ…

うぬぼれ

表参道を抜けて、青山で4人で女子会。 少し気合を入れたメイクと、(妊婦だからお腹出てるけど)それでも一番オシャレに見える服を纏って、颯爽と町を歩く。 オープンカフェで、2200円のイタリアンランチ。 みんなはスパークリングワイン飲んでたけど (うらや…

全ては今に繋がってるよ

今日は、大切な日なのだ。 一年を思い返す節目。 私はまだ24歳だ。 ただし24歳終盤だけどね。 妻であり、もうすぐ母になる。 凄まじい程の変化ある一年だった。 ねぇ、覚えていますか? --------------------- 本日は休日。 晴れていて、 お布団を干して、 …

スイマースイマー

あぁ、眠くって瞼が重くって目が開いていても 夢の中に飛んでしまう。

季節が私をあの場所へ帰す

空気がひんやりとしている。 電車の中で、当時の歌を聞いていたら ぼんやりとあの時の私達が頭に浮かんだ。 あの寒い部屋で、静かな音楽が鳴っていて、 よく抱き合った。 何をそこまで求めていたのか、 ただただ繋がりを確かめたかったのか、 だけど愛は確か…

別の世界

朝方、怖い夢を見た。 元彼氏がほぼ総出演の内容も極めて恐ろしい夢だ。 私はそのみんなに振られた設定になっていて、 (夢での設定はわけが分からないのだが、私はその全員にその日に振られたらしい) 親友に涙ながらに相談しているのだ。 その後だ。 私は妊…

おなかのあかちゃん

ねぇ、お腹の赤ちゃん。 最近毎晩のように、パパが「パパですよー」ってお腹に顔をあてて 話しかけているんだよ。 あなたがキックするとパパも分かるみたいで、 すごいすごい!と嬉しそうにして、お腹をなでなでしているよ。 昨晩は、ママと一緒にパパもマタ…

結婚式

牧師さんが青い目を向けて、 私達2人に話している。 愛は寛容であり、愛は親切です。 また人をねたみません。 愛は自慢せず、高慢になりません。 礼儀に反することをせず、 自分の利益を求めず、 怒らず、 人のした悪を思わず、 不正を喜ばずに真理を喜びま…

愛は何処へゆく

早い毎日の波 時間を食いつぶすかのような私 雲が流れてる そう分かってる 時間が零れていることくらい 重圧感のある、それでいてひんやりとした空気 酸素 二酸化炭素 窒素 埋まっていく肺 上空に白色 私は何処まで来たんだろうね 静かに満たされゆく予感 ほ…

何が何だか

私の頭は、恋愛だらけだったのだと思う。 今や、ポカンと空いたその隙間に、 一体何を詰めたらいいのだろう。 過去の恋愛を詰めても物足りない。 発展性のない、ただのお飾りみたいなソレ。 じゃあ何を? 紛れもない情熱を。 そうだ、情熱だ。 煮えたぎるよ…

No Title

歳を負うごとに、幸せや、楽しみは変わる。 幸せはほんの些細な事に感じられるようになり、 反比例して楽しみはだんだんと慣れ、昔は楽しかった事さえも楽しくなくなる。 なのに、考えなきゃいけないことは 昔とは比にならないほど難解を極める。

性別判定の日

検診で性別が分かった。 超音波で見えるエコー画面に私は釘付け。 「………!? 先生!ちんちんが生えていませんか!?」 と、はしたない言葉を大声で叫んでしまった。 先生もわらって 「良く分かったね、キミは産婦人科になれるね~。 きっと旦那さんは大喜びだと…

夏休みのように

彼との生活にも少しづつ慣れてきた。 むかつくこともあるけれど、楽しい毎日。 風の抜ける部屋で私は洗濯と洗い物、彼は掃除機をかける。 ひと段落!とソファーに腰をおろして、 氷たっぷりの自家製麦茶を飲みながら、 FMから流れる海外から届いたサーフィン…

鼓動が二つ。

生命が宿るのは運命なのだろう。 私の身体の中に、命が2つ。 心臓が2つ。 夜、目を閉じると鼓動が2つ聞こえる。 たまに重なって、時々離れていく。 新しい生命はぐんぐんと大きくなり、 小さな袋を押し広げ、小さな手足で内部からシグナルを出す。 会社で席…

人間以外のことについて

近頃、私の成分が沈殿していますが 品質には問題ありません。 ------------------------------- 「おめでとう」って言葉は優しい。

帰りてぇ

実家が恋しい。 実家が恋しい。 実家が恋しい。 お母さんの料理が食べたい。 帰りてぇ・・・思いは通用せん!

結婚記念日

本日入籍をし、 私は、ついに結婚しました。

リピート

独りで崩した 祈りに少し似ているような気がして 名付けた明かりを 探して 描いて くり返して くり返して ひっそりと揺らぐ木 感情から少し離れている気がして 光を内部へ 急いで 求めて くり返して くり返して 繋いだ音に 意味を重ねて 混ざりあう海と太陽…

人は多分最後まで1人なんだと思う。

とても幸せである。 本当に感謝してる。 でも、とても孤独である。 不安が誰にも伝わらない。 嫌だ、と思うことを、分かってもらえない。 そう、結婚する相手にすら、だ。 宙に話しかける。 涙も出ない。 だって悲しいわけではない。 ただただ、ざわつく胸を…

カウントダウン10

50年を共にするというのはどのくらい難しいことなんだろう。 あんなに遊んでいた私が、なぜ彼と結婚するのかというと、 彼の家族になり、子供を育て、暖かい家庭を作れると曖昧にでも考えられるからだ。 わがままで、くだらなくて、むかつくことも沢山在るけ…

織姫と彦星との違い

私達は互いが死なない限り (それは心も含む) 離れることはない。

結婚を決めた日

25日~26日のお話。 25日は彼の誕生日だった。 彼は私に「結婚してください」と言った。 同じ感性ではないかもしれないけれど、 キミと居ると最高に楽しい未来が想像できる。 ずっとずっと大事にする。 無い部分は補い合って、支えあって生きていこう。 と。…

No Title

「助けて」 なんてもう言えない私を見たら、 君は嘆くかな? 孤独に耐えられない私を見たら、 君は笑うかな? 四六時中「好き」と言われたいと本気で思う私は一種の病気なのかな? 彼から連絡がないと泣きそうになっている私はもう末期なのかな?

慣れを恐れる

彼に会いたくてたまらないや。 大きな手のひらで撫でられたい。

熱海温泉

週末に熱海の温泉に行ってきたよ、 彼はプランナーみたいにスケジュールを組んでくれて。 相変わらずマメな男。 バイクで海を眺めながら大声で歌って風をきって。 途中で海を見ながらランチをして。 熱海のパワースポットである神社に行って、お揃いのお守り…

残り6ヶ月の独身

彼との結婚についての話が具体的化してきた。 今週末、彼が結婚を前提に同棲したいと挨拶をしに来る予定だし 7月には彼の実家(福岡)にご挨拶に行くし、 8月には家を探して、 9月には引越し、同棲開始、 10月1日には前家を引き払い、 11月には婚約予定、 そ…

寂しい夕暮れ

愛してる。 って言葉が大好き。 散々遊んだゴールデンウィーク、 夕方にソファーの上でうとうと眠る彼の横顔を 暫くぼんやりと見ていた。 空がピンク色から薄い紫に変わるまでの間、 私は彼との50年を想像する。 私に何もかもなくなった時、 彼は全てを受け…