たんたんたんたんたんじょうび

30歳を迎えました。

なんだか年々誕生日がどうでもいいものになりつつある。

今回だって、前日までなんの盛り上がりもなくて

ただぼんやりとしていた。

自分と向き合うこともしなくて、お風呂場でシャンプーしながら

ほんの少し浸っただけで、忘れていた。

自分と向き合うことに億劫になってくるときがある。

それこそ30歳になったら、アンニュイなうんぬんが面倒臭く感じることがある。

ネガティブを好んでいたけど、無理してネガティブを引き寄せなくなった。

バッドエンドな映画は見なくなった。

可哀想な物語を遠ざけている。

暗いダウナーな曲も好んで聞かなくなった。

それだけ、私は変わった。

人の親になったから、っていう心情もやはり大きくて

家族、というヒューマンドラマにめっきり弱くなった。

虐待のニュースには本格的に胸が痛むようになった。

娘や息子、主人のために喜ばせようという意思も生まれた。

1人で生きていたのに(もちろん今も独りなことはたくさんあるけれど)

ちゃんと、家庭をもったことにより誰かのために、を覚えた。

私は以前より、とても優しく、強くなった。

悲しいと思うことは少なくなった。

感動も一瞬で、長引くことはあまりなくなった。

どんな気持ちもあんまり続かなくなった。

同時に小さな、些細なことが幸せになった。

ただ、それが物足りないと感じるのが私のまだ、治らないところなんだけど。

一つ間違いなく言えるのは、

私は私の生き方がとても好きである。

それは本当に30歳の誇りとなってる。

私は間違ってなかった。今でもそれは確信できる。

本当に、今ある幸せがずっとずっと続けば、

私の人生ものすごくよかったものになると思える。

みんなに愛されている。

本当にみんなに愛されている。

そして私もみんなを愛している。

そんなしあわせな30歳、悪くないじゃないか。

むしろ最高じゃないか。

今日、手放したものが一つある。

小指の指輪を手放して、

新しい指輪を買ってもらった。

スワロフスキーはダイヤになって、

シルバーはプラチナになった。

私は大人になったのだった。