TOKYO

世間一般のお盆って暇だな。最高だ。

まぁ私は、そもそも東京のお盆は7月なので

今をお盆とも思ってないがね。

東京のそうゆうところが好き。

ちなみに「暑中お見舞い」が、東京は7/15までなので、

それ以降は「暑中お伺い」になる。

こうゆうところが大好きだ。

私は東京から離れられない。それを痛感する。

偉そうに、と思うかもしれないが、

私は東京以外の日本の土地で生きていけないのである。

私の母と新しくなった歌舞伎座へ八月納涼歌舞伎を見に行こうとした。

そんな話をしていた時、ふと母が、

「私もよく母と着物を着て歌舞伎を見に行った。

 そうゆう時、母はケチケチしない人だったから

 幕間に頼んで置いたお弁当を頂いたり小冊子を購入したり、

 とっても楽しかったわ。」

とつぶやいていて、とても素敵だと思った。

東京は教養で溢れているから、貴女も若いうちに

いろんなことを経験して嗜んでおきなさい、

きっと人生の厚みになるし貴女を助けるから、と母は言う。

まさしくその通りだと思った。

地方を馬鹿にする気などないが、私の肌には合わない。

大阪の人が東京を敵視している、というが、

東京人は同じ土俵に居るとすら思っていない。

次元が違うと思ってる東京人はきっと大勢いるだろう。

朽ち果てていくのは人も土地も同じようだ。

最近他人の生き方を見て、しみじみと感じた。

文化や伝統はその土地が守ればよいと思う。

それが未来に繋がることが満足ならばそれでいいと思う。

東京の私からしてみれば、それが守るべきものなのかすらわからない。

あってもなくても、東京は何も変わらないから。

東京は、手を伸ばせば、車が止まってどこにでも行ける。

綺麗な服を着て、一流のお店にも入れて、沢山の文化に触れられる。

左にはすぐ県を越えて横浜、右には銀座、恵比寿も広尾も青山も奥沢も、

東京に居るから年齢に合った街を選んで生きていける。

渋谷や原宿はもうあまり行かない。

新宿はともかく、秋葉原、上野、池袋なんて必要ともしない。

そうやって私は大人になった。

私はそんな風に場所を変えながら、その時その時の時代の思い出をその土地に残してきた自分の人生がとてつもなく好きなのである。

山の緑や海の青さより、都会のビルのネオンの白さが好きだ。

日にも焼けない腕と舗装された道と虫のいない空間。

アンダーグラウンドのことはよく知らないけど、

外から来ても淘汰された人しか残らない孤独ともいわれる街。

だけど私はそこでしか生きられない。

東京しか、私を活かしてくれないのである。