手の温度

バイト先へ向かう中、真っ青で緩やかな風を浴びながら消えそうになる。私の両手は、ハンドルを握るので精一杯。道の真ん中から黒い人間が湧き出て、私の両目を隠して欲しい。出来ることならその腕で私の体を抱いてください。昨日からの延長線の今日、未だに私の体の中心は軋んでいる。誰かに会いたくて仕方ない。いつからこんなに泣きたい時、誰かの腕の中が良くなったのか。その思い付いた変なことを行動に起こさないと良いんだけど。

私、たまに私自身の感性に食われそうになる。いつか食べられちゃったりしてね。

寒い夜、見た星はダイヤモンドみたいに綺麗だった。同じ星を見ている人は何人いるのかな。その人を連れてきて。手を繋ぎたいの。全く誰か知らない人でも。

眠くならない布団の中。退くかもしれないけど真夜中、ぬいぐるみを抱いて寝た。ぬいぐるみは何も言わないで、朝起きたら、ベットの上から落ちていたけど。